XenoMessiaN 第3界 フタリカラ SF

東京の街に突如出現した凶悪な罪獣バビロンに立ち向かった巨人の正体は愛に飢えた青年だった。 皆が憧れるヒーローのように活躍すればまだ知らぬ愛を得られると意気込み奮闘するのだが…… これは現実から目を背けながらも一方的に他者からの愛を待ち続ける者たちの物語。
甲斐てつろう 14 0 0 08/10
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第一稿

【主な登場人物】
創快:主人公の高校生
瀬川抗矢:快の友人
与方愛里:快のクラスメイト
創美宇:快の姉
良:若者支援センターの利用者
ゼノメサイア:快が変身した巨人
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【主な登場人物】
創快:主人公の高校生
瀬川抗矢:快の友人
与方愛里:快のクラスメイト
創美宇:快の姉
良:若者支援センターの利用者
ゼノメサイア:快が変身した巨人
フォラス:岩のような罪獣

その他



○若者支援センター 入口
  創快(16)、創美宇(24)、荷物を持つ。
  美宇、快の襟を直そうとする。
  快、自分でやる。
美宇「襟曲がってる!」
快「自分でやるからっ」
  自動ドア、開く。
  その先には受付のお姉さんがいた。
  受付、快と美宇に挨拶した。
受付「おはようございます、今日はよろしくお
 願いします!」
美宇「いえいえ、勉強の一環ですし」
  快と美宇、荷物を持ち奥に入って行った。

○若者支援センター 広間
  快と同年代の利用者、挨拶をする。
利用者1「あ! みう姉も来るんだ!」
美宇「もちろん! 楽しそうだしね」
  快、一人で空いている席を探す。
  瀬川抗矢(17)、快を見つける。
瀬川「お、来たな?」
快「うん、ちょっと準備に時間かかって遅くな
 った」
瀬川「ギリギリセーフだから大丈夫だろ」
  ここで職員がやって来た。
職員「みんな揃ったのでそろそろ行きまーす!」
瀬川「よっしゃ! 釣り堀バーベキューだ!」

○メインタイトル
【XenoMessiaN 第3界 フタリカラ】

○小型バス 移動中
  快、与方愛里(16)とメッセージのやり取り
  を行う。
愛里(画面上)「愛犬のロンと散歩行ってきたよ
 ー!」
  愛里、シベリアンハスキーのロンとの自撮
  りを送る。
愛里(画面上)「老犬だけどまだまだ元気だよ!」
  快、愛里にメッセージを送る
快(画面上)「今釣り堀に向かってます」
愛里(画面上)「家族で?」
  快、手が止まる。
瀬川「お、最近なんか仲良いみたいだな」
  快、愛里に返信をする。
快(画面上)「うん、家族で」
  瀬川、画面を覗き込んで言う。
瀬川「家族でじゃないだろ、みう姉はいるけど
 さ」
快「じゃあここの事どう説明する? 障害持っ
 たり不良だったり居場所のない人達が交流す 
 る場所だ……」
瀬川「あー」
快「もしそれで障害者ってバレたら? 距離開
 けられちゃうかも……」
瀬川「でも与方さんってそんは薄情な人か? 
 ってか俺は距離開けてないぜ?」
快「それはお前も同じだからだろ……」
瀬川「まぁ俺もADHDだけどさ、お前と仲良く
 したいのはそれだけが理由じゃないぜ?」
快「まぁね……」
瀬川「そーゆーの関係なくお前のいい所見てる
 よ、与方さんも同じじゃね?」
  快、愛里の言葉を思い出す。
愛里(回想)「じゃあ応援しなきゃね!」
快「うん……」
  快、首から下げるグレイスフィアを握る。

○釣り堀 広場
  山中の河原近くの釣り堀。
  釣具を持って来た瀬川。
職員「今から火ぃ点けるからその間に釣って来
 なー」
  美宇、職員たちと共に火おこしをする。
  快、その様子を眺めていた。
快「おぉー」
  美宇、快に注意した。
美宇「そこ居ると邪魔になるからさ、釣り手伝
 って来なさい」
快「分かったよ……」
  快、歩いている途中で煙草を吸う不良の参
  加者を見つける。
不良「チッ……」
  不良、嫌々手伝っている。
  快、彼らを避け釣りをしに行く。
  瀬川、大きな魚を釣り上げた。
  快、その様子を見ている。
瀬川「よっしゃー! デカいの釣れたぞ!」
参加者「こーちゃん凄ぇ!」
  快、そこから足を止めた。
快「瀬川ってこういうの凄いんだよな……」
  快、瀬川と仲良くなった時を思い出す。

○回想 小学生時代
  両親の遺影が部屋に飾ってある。
  純希、教室で快に問う。
純希「お前の両親何で死んだの?」
快「何だって……?」 
純希「突然だって聞いたからさ」
  快、純希に飛び掛かり馬乗りになり殴る。
快「うわぁぁっ!」
純希「快っ、やめっ……」
快(心中)「殺したい、コイツ殺したいっ!」
  教師、快を止める。
教師「何やってるんだ!」
  快、生徒指導室に祖母を呼ばれ怒られる。
祖母「孫がいつもすみません……」
  快、その後カナンの丘で座る。
快「何で俺ばっかこんな辛いんだ……」
  瀬川、快を見つけ声を掛ける。
瀬川「二組のやつだよな、どうした一人で?」
快「お前だって一人だろ……」
瀬川「あぁ、だから友達になろう!」
快「はぁ?」
瀬川「良いだろ、一人もの同士」
快「いやだ」
  快、立ち上がり家に帰る。
  翌日から瀬川のアピールを受けた。
瀬川「快ー! 遊ぼうぜ!」
  教室で本を読んでいる快、水飲み場に行く
  快、瀬川は声を掛け続ける。
  そしてある日、快は純希に反撃される。
  純希、友人と三人で快を呼び出した。
純希「よくもやりやがったな、三日も休む羽目
 になったんだぞ!」
  純希、快を殴る。
純希「同じ目に遭わせてやる!」
  快、純希とその友人に攻撃される。
  瀬川、止めに入る。
瀬川「やめろー!」
純希「てめぇ一組の!」
  瀬川、純希とその友人たちに勝てない。
  快と共に攻撃される。
快「何でお前……」
瀬川「友達だからだろ!」
  快、立ち上がり瀬川と共に立ち向かう。
  × × ×
  純希、怪我をしながらも快と瀬川に勝つ。
純希「はぁ、はぁ……お前みたいな弱い奴がヒ
 ーローになれる訳ねーじゃん!」
  純希と友人たち、逃げるように去る。
  快と瀬川、鼻血を流しながら床に寝転が
  る。
瀬川「ははっ、あははっ」
快「何で笑ってんだよ……」
瀬川「なんか良いじゃんこーゆーのっ」
  × × ×
  快と瀬川、そこから仲良くなる。
  瀬川、快とスポーツやゲームをするがどれ
  も非常に上手い。
快「お前なら他の奴らとも仲良く出来そうだけ
 どな」
瀬川「学校の奴らなんて嫌いだ! みんな俺た
 ちのこと理解しないで傷付けやがる!」
  瀬川、快の肩を叩き言う。
瀬川「お前は夢叶えろよ。いつか奴らを見返せ
 る凄ぇヒーローになってくれ!」

○釣り堀 広場
  瀬川、参加者たちに讃えられながら釣る。
瀬川「人数分釣ってやらぁ!」
  快、孤独に瀬川を見つめる。
快「お前の方がヒーローらしいじゃないか……」
  × × ×
  快、倒木に腰掛け瀬川たちを見ている。
  美宇、そこに声を掛ける。
美宇「ちょっと、何も手伝ってないじゃん」
快「だって俺にやれる事なんて無いじゃん」
美宇「だからって何もしないのは違うでしょ? 
 何か手伝う事ないか聞いてせめて誠意を見せ
 なさい」
  快、ある光景が目に入る。
  良(15)、鼻歌を歌いながら絵を描いてい
  る。
快「あの子は? 何も手伝ってない……」
美宇「良ちゃんね、あの子は障害が重いから」
快「でも何で俺だけに厳しくするんだ……」
美宇「だって保護者だから」
  美宇、周囲を見渡す。
美宇「ここはみんなの居場所だけど厳しく躾は
 しない、それは保護者の役目だからね。私は
 ここの手伝い以前にあんたの保護者だもん」
  美宇、再度快を見る。
美宇「あんたには外で上手くやって欲しい、だ
 から厳しくしちゃう事もあるけどね」
  快、立ち上がる。
快「出来る事、探して来るよ」
  快、そのまま去る。
  美宇、快の背中を見て呟く。
美宇「何で伝わらないかなぁ……」
  × × ×
  快、良の絵を覗き込む。
  クレヨンで描かれた絵には釣りをする人が
  立っていた。
快「これは誰?」
良「こーちゃん!」
快「そっか、ヒーローみたいだね……」
良「うん、こーちゃんはヒーローだよ!」
  快、良の隣に腰掛ける。
快「ねぇ、俺はどう……?」
良「んー、誰?」
快「俺だってヒーローになりたいんだよ……」
  良、快の言葉は届かず絵を描き続ける。
  × × ×
  瀬川、美宇の所へ行く。
瀬川「みう姉、結構釣れたよ」
美宇「本当だ、じゃあ捌いてもらおうかな」
  × × ×
  釣り堀のスタッフに魚を捌いてもらい焼い
  ていた。
  美宇、瀬川に尋ねる。
美宇「そいえばバスで快と何話してたの?」
瀬川「いやぁまた卑屈になっててね……」
美宇「最近おかしいのよ、やっぱ二回も罪獣見
 た影響なのかな?」
  美宇、俯いてしまう。
美宇「きっとヒーローになれなかったって思っ
 てるのよ。またそんなこと考えて、勝手に背
 負い込む必要ないのに……」
瀬川「でもヒーローって快の夢なんだよ」
美宇「限度があるでしょ? あのデカい化け物
 とって現実味が無さすぎる、それでいちいち
 落ち込んでたらこっちも疲れるのよ……」
瀬川「確かにそれはなぁ」
  瀬川、美宇の顔を見て話す。
瀬川「親父も言ってた、一人で出来る事には限
 度があるって」
美宇「うん」
瀬川「でもそれで夢を諦めるなんて勿体無い、
 だから俺はアイツの手助けがしたい」
美宇「手助けねぇ」
瀬川「一人じゃ限界あるなら他人がカバーして
 やれば良い、アイツの出来ない所を俺がって
 感じで」
美宇「何でそこまで快のために考えてくれる
 の?」
瀬川「たった一人の親友だからってのはあるけ
 ど一番は親父に反抗したいからかな」
美宇「どういう事?」
瀬川「親父が神の言葉だっつって強要する事が
 嘘だって証明したい、だから快の夢を叶えて
 やる事でそれが出来ると思ったんだ」
美宇「自分の夢じゃダメなの?」
瀬川「俺はずっと親父を否定する事しか考えら
 れ無かったから、それが夢みたいなもんだ
 よ」
  美宇、悲しそうな表情を浮かべる。
瀬川「アイツ、俺と同じで与えられたものに満
 足してない感じだから。まぁ自分のエゴに利
 用してるだけだよ」
美宇「そっか……」
瀬川「それだけじゃないけど……」
  そこで快の声が聞こえる。
快「おいやめろ!」
  瀬川と美宇、慌てて駆け寄る。
  快、不良たちから良を庇っていた。
不良「どけろよ、コイツにも手伝わせねーと」
快「コイツは良いんだよ……」
不良「何でだよ、障害を言い訳にするなんて不
 平等だろ!」
  不良、快を退かし良のスケッチブックを取
  り上げた。
不良「絵ばっか描いてないで少しは手伝え!」
  良、スケッチブックを取り返そうと飛び掛
  かる。
良「うぅっ!」
  良と不良、取っ組み合いになる。
不良「あ」
  不良、勢いでスケッチブックを手放してし
  まう。
  スケッチブック、宙を舞い釣り堀の池に落
  ちた。
良「あぁー!」
  良、スケッチブックを追いかけて池に飛び
  込む。
  一同、驚愕の表情を浮かべる。
  良、泳げず溺れそうになる。
良「げはっ……」
快「俺は、ヒーローにっ……」
  快、少しの躊躇いのあと池に飛び込む。
美宇「ちょっと!」
  快、スケッチブックを追いかけた。
  河に流されてしまいそうなスケッチブック
  と良に手を伸ばす。
快「届けぇー!」
  しかしスケッチブック、下流に流されて行
  った。
  良は運良く岸にぶつかり救助される。
  快もそのまま上がった。
  快、ずぶ濡れの状態でへたり込む。
快「何も出来なかった……」
良「スケッチブックー!」
  快、良の嘆きを聞き更に項垂れる。
美宇「大丈夫……?」
  美宇、快にタオルを渡す。
美宇「お願いだから無理な事はしないで、心配
 かけないで。お願い……」
快「無理だなんて思いたくないよ……」
  瀬川、悲しそうに快と美宇を見つめた。
  × × ×
  美宇、快に着替えを渡す。
美宇「濡れた時のために持って来たの、こんな
 に濡れるとは思わなかったけど……」
快「ありがと……」
  快、着替えている最中に首から下がるグレ
  イスフィアを見る。
快「俺のどこがヒーローだっ……」
  快、着替え終わると良の姿がない事に気付
  く。
快「あれ、良は?」
美宇「着替え持ってないから近くに買いに行く
 ってスタッフさんと行ったよ」
快「そっか……」
  不良、快に近付き謝る。
不良「なんか、ごめん……」
快「もういいんだ……」
  美宇、快に告げる。
美宇「ヒーローになれなかったからって落ち込
 まないで、今のは快には難しかったよ」
快「せっかくチャンスだったのに……」
美宇「何その言い方、良くん危なかったんだ
 よ?」
快「違う、そう言う意味じゃないんだ……」

○小型バス
  良、スタッフと共に移動する。
スタッフ「服のついでに新しいスケッチブック
 も買おっか?」
良「本当に……?」
スタッフ「うん」
良「……やった」
  しかしトンネルに入ったタイミングで突如
  地震が起こる。
スタッフ「え、何これ……?」
良「怖いっ」
  トンネルの中に金切り声が響く。
  二人の意識はそこで途絶えた。

○釣り堀 広場
  一同、山が動くのを見つける。
美宇「地震?」
瀬川「うわっ、何だアレ⁈」
  罪獣フォラス、岩のような体で山に擬態し
  ていた。
美宇「ちょっと、こっち来てない⁈」
瀬川「早く逃げよう!」
  一同、慌てて荷物などは置いて小型バスに
  乗り込む。
  快、フォラスをジッと見つめて動かない。
美宇「ちょっと快!」
瀬川「早く乗れ!」
  快、グレイスフィアを握る。
快「見てろよ、俺がヒーローだって証明するっ」
  快、グレイスフィアを掲げた。
  しかし変身できない。 
  代わりに苦しみが心に流れ込んで来た。
快「何だコレっ⁈」
  フラッシュバックのように世界が崩壊する
  様子が流れる。
快「はぁ、はぁ……」
  瀬川、動けない快を担ぎ小型バスに乗せ
  た。
瀬川「よし、乗ったぞ!」
  小型バスはその場の全員を乗せて走る。

○小型バス
  山中の狭い道を通る小型バス。
  大きな揺れの影響で運転手はハンドルを取
  られてしまう。
運転手「ぐぅぅっ⁈」
  タイヤが道を外れ山から落ちてしまう。
  小型バスは転がり落ちた。

○山中 川沿い
  快、目を覚ます。
  他のみんなは意識を失っていた。
快「やっぱり俺が何とかしなきゃ!」
  快、走り出しグレイスフィアを握ろうとし
  た。
  しかし躊躇ってしまう。
快「何でこんなにも俺はっ……!」
  地面にへたり込む。
  すると前方の川に見覚えのあるものが。
快「あれは……」
  ここまで流された良のスケッチブックだ。
  快は拾い上げ中を見る。
  描きかけの絵には快と似た服装をした人物
  の姿が。
快「これは俺……?」
  快、決心する。
快「良にとって俺は……」
  グレイスフィア、蒼く輝く。  
  快、覚悟を決め握り掲げた。
  ゼノメサイアに変身した。

○山中
  ゼノメサイア降臨。
  フォラスと向き合う。
快「ここなら戦いやすい……」
  快、周囲に建物がない事を確認する。
  そしてフォラスの頭上にあるエネルギー体
  に良とスタッフの乗るバスが取り込まれて
  いるのを見つけた。
快「良! 何でそんな所に⁈」
  ゼノメサイア、走り出す。
  攻撃をするがフォラスは硬い。
  フォラス、タックルで反撃する。
快「うわっ……!」
  ゼノメサイア、倒れる。
  フォラス、更に迫るが鈍足なためゼノメサ
  イアは起き上がり避けた。
  フォラス、逆に山にぶつかる。
  フォラス、ゆっくり起き上がり頭上のエネ
  ルギー体から電撃を放った。
快「ぐがががっ」
  ゼノメサイア、全身が痺れ吹き飛ばされ
  る。
  何とかすぐに立ち上がった。
  ゼノメサイア、エネルギー体に手を伸ばす
  が再度そこから電撃が放たれる。
快「くっそぉ!」
  ゼノメサイア、何とか近付きパンチを繰り
  返すがダメージはない。
  フォラス、下部についた口を開けゼノメサ
  イアの足に噛みついた。
快「うぎっ……」
  ゼノメサイア、噛まれた所から緑色の血液
  のようなものを流す。
  フォラス、そこから更に電撃を放った。
快「クソッ……」
  ゼノメサイア、新たな作戦を試す。
  フォラスの体を覆うように抱きついた。
  フォラス、そこに電撃を放つ。
快「今だっ」
  ゼノメサイア、そこで離れてフォラスは自
  身の電撃を食らってしまう。
  フォラス、もがき苦しみ噛みついていた口
  を離してしまう。
  ゼノメサイア、その隙にエネルギー体に手
  を伸ばした。
快「届けぇー!」

○エネルギー体内部
  良、目を覚ます。
  エネルギー体の内部を見て恐れた。
  スタッフも倒れている。
快「届けぇー!」
  すると前方から巨大な右手が伸びてくる。
  良、その右手に手を伸ばした。

○山中
  ゼノメサイア、小型バスを救い出した。
  安全を確認しフォラスが苦しんでいる間に
  小型バスを平らな地面に置く。
良「わぁ!」
  良、ゼノメサイアを見上げ歓喜した。
  ゼノメサイア、フォラスの破壊されたエネ
  ルギー体から体内に繋がる管を発見。
快「よしっ」
  ゼノメサイア、思い切り飛び上がり急行
  下。
  そのままライトニング・レイを放つ。
  フォラス、爆散。
  良、瞳に光が宿る。

○近隣の学校 体育館
  避難した一同。
  瀬川、嘆く。
瀬川「ゼノメサイア見逃した! 何で寝てるか
 なぁ⁈」
  快、立ち上がり歩く。
美宇「どこ行くの?」
快「ちょっとね」
  快、新しいスケッチブックに絵を描く良の
  所へ。
快「良かったなここが学校で、新しいスケッチ
 ブックもらえたんだって?」
良「うん!」
  快、良に川で見つけたスケッチブックを手
  渡す。
快「これ、川で見つけたんだ。濡れちゃってる
 けど……」
良「わぁ! ありがとう!」
  良、大事そうに受け取る。
  快、新しいスケッチブックに描かれた絵を
  見た。
快「これは?」
良「ゼノメサイア! ヒーローなんだ!」
  そこにはゼノメサイアが描かれていた。
快「よかった!」

             つづく

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